どうも、しょうたです。
「大企業で働く人」は「消耗している人」だと僕は長らく思っていたけど、そうでもなさそう。
自分が銀行といういわゆる“大企業”で働いていたので、そういう大企業で働く人は人生を消耗しているものと思い込んでいる節があった。
でも先日、ボート業界の中では大きな会社とされている、ある会社で働く同年代の人と一緒と話し込み、新しい気づきを得た。
どうやら、僕が思っていた「大企業で働く人」=「消耗している人」という考えは見方によっては違うかもしれないと思ったのだ。
「大企業で働く人」は「消耗している人」と考えていたきっかけ
まず、自分自身が銀行という大企業で働いていた際、正直、人生を消耗していた感がハンパなかったからだ。
毎日決まった時間に起き、決まった満員電車に乗り、決まった時間に出社。夏場でもスーツを着なければならないという謎のスパルタみたいな環境下、汗だくで自転車をこいで、日中を過ごす。定時の夕方5時を過ぎても、仕事があるないに関わらず始まる暗黙の残業。終業は謎のみんな仲良く同時退社。
平日は日々この繰り返し。
正直、自分一人が欠けたところで、なんの問題もない大きな組織で、ただただお金の為に働いている自分が嫌で仕方がなかった。
こう考えている同期は自分の他にもたくさんいた。ただ、多くの人は、こうした環境下から一歩を踏み出す勇気を持てず定年を迎える。
こういったタダタダ敷かれたレールの上を進む人生を僕は“消耗している”と呼んでいる。そのレールを走る上で不満があっても、そのレールから降りようとしない人は、限られた人生を消耗していると僕はずっと思っていた。
大きな企業の中でも目標高く働いている人はいる
先日、同じボート業界のある人と仕事で四国出張に出かけた。ここでは仮にその人を上地さんとしよう。上地さんはボート業界の中では、大きいとされている会社で勤めている。
何気なく仕事の話をしていると、その人は、
「会社をもっとこうしたい。こうしたらもっと業務の効率も上がるはず!」
「自分が上の立場になったら、こういったカタチで事業を推進したい。」
「年功序列のこの旧体質な会社を改善していきたい」
などなど、上昇志向があって、ポジティブで、やる気のある、前向きな意見をどんどん話していた。
その人は会社の社長にも直接自分の考えを伝えているらしい。
これを聞いて、同じ業界で働く僕としては、刺激をもらう部分も多くあった。
と同時に、同じ年代で同じボート業界で働く人の中に、こんなにも熱い想いを持って働く人がいて嬉しかった。
どんな組織であれ、中には志高く働いている人はいるんだなーと感じさせられた。
もちろん、そういう人もいるだろうということは、以前から思ってはいたが、いざ自分の目の前に現れると、そのことをさらに強く実感した。
人材を殺すも活かすも経営者の責任
どんなに志の高い人が社内にいても、組織のトップがその芽をどう活かすかで会社の将来は変わってくるんだと思う。
今回の上地さんの話にしても、自分の考え、想いを社長に直接ぶつけている。僕が話を聞いている限り、上地さんの話はその会社にとってもプラスになる面が多くある。
ただ、上地さんの会社の社長は他の経営幹部の立場も考慮し、なかなか実行に移せていないらしい。
結局、その職場で人材を消耗させるもさせないも経営者及び上司の責任という一面が大きいことに今回気がついた。
志高く働いている社員のやる気をさらに引き出すのも経営者、上司の責任だし、そのやる気の火を消しがちなのも上層部。
上地さんの志の炎が消えてしまう前に、そういうやる気のある若手の意見を会社としては取り入れるべきだ。
それが無理になった時、上地さんにはぜひうちの会社に来てもらいたい。一緒に良い仕事ができそう。
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