沖縄移住のエセウチナーンチュのしょうたです。
僕は沖縄に移住してITベンチャー企業に転職しました。
ベンチャー企業は自分が働いてみたいと思っていた会社なので、仕事は忙しかったですが楽しく毎日を過ごすことができました。
ただ今はそんな楽しいと思っていたベンチャー企業も辞めています。
辞めた理由は、仕事が忙しい時にでも「楽しい」と思えていたのに「きつい」と思うようになったからです。
人の感情や気持ちって変わるんですよね。身をもって感じました。
そのことについて実体験を書いておきます。
もくじ
仕事が忙しくても楽しいと思えていた沖縄のITベンチャー企業
僕は新卒から3年半、大阪で銀行員として働いていました。
銀行で働きながらも、いずれは銀行を辞めてフリーランスとして働きたいと思っていた僕は、縁あって沖縄のITベンチャー企業に転職することになりました。
我慢して働いていた銀行から自分で選んだベンチャー企業。
当時は入社する前からテンションが上がっていました。
自分がやりたいと思っていたITベンチャー企業に転職した上に、大好きな沖縄に移住できる!
あの時は本当に毎日ウキウキしていたことを覚えています。
毎日夜中の0時まで働く・・・
沖縄のITベンチャーの会社では、ベンチャー企業によくありがちな仕事の忙しさで、当時は帰宅が夜中の0時を回ることもありました。
それでも当時は、それだけ仕事が忙しい環境であっても、仕事が楽しいと思えていて、むしろもっともっと仕事をやりたいと思えていたほどです。
一般的な視点で見れば、僕が働いていたITベンチャー企業はブラック企業と言われるでしょう。
ただ、僕はブラック企業ともなんとも思っていませんでした。
ぐらいに思っていたほどです。
ブラック企業の捉え方は働き手の意識次第
よく「あの会社はブラック企業だ!」なんて話が議論されますが、僕はブラック企業の定義はあるようでないものだと考えています。
もちろん、給料がよくて休みもしっかり取れて、定時に帰れる。おまけに福利厚生が充実してる・・・
なんて企業は誰が見ても“ホワイト企業”の代表格みたいなものでしょう。
一方、ブラック企業は、働き手の意識、モチベーション次第でどうにでも捉えられると思っています。
僕が働いていた沖縄のITベンチャー企業は、一般的な視点で見れば間違いなくブラック企業です。
- 定時は一応19時だけど、基本ほとんどの人が22時ぐらいまで普通に働いている
- 残業代はもちろん出ない。むしろ残業代の概念がない
- 月に何人も辞めていく
こんな感じの会社です。
嘘みたいな話かもしれませんが、僕はそれでもこんな会社をブラック企業だとは思っていませんでした。
むしろ働きがいのある会社だと思っていたぐらいです。
仕事が忙しくても楽しかった会社が“きつい”と感じ始めた
転職したての頃は仕事が忙しくても毎日が本当に充実していました。
僕が働いていたベンチャー企業のビジョンが「日本を代表するインターネット企業になる」ということもあり、日々新しいサービスを考えたり、サービスを広げるためにみんなで試行錯誤していました。
ベンチャー企業にはこのような楽しさがあります。
会社の目指す方向と働き手である自分の目指すところが一緒であれば、仕事はどんなに忙しくても苦痛ではないと感じた瞬間でもありました。
しかし冷静になって考えると、会社の方向性って社長が目指す方向性でもあるんですよね。
特にベンチャー企業のような小さな会社の場合、その傾向は大きな会社よりも色濃く出ます。
確かに仕事は忙しくても楽しく働いていた僕ですが、いざ冷静になって考えてみると、この社長のために限りある人生の時間を使っているのか・・・
と考えると、なんか一気に睡眠時間を削ってまで働いている自分がバカらしく思えてきたんですよ。
ちなみに、その社長が性格が超悪くて、どうしようもなかったとかではありません。
この場合、誰が社長でも同じでした。
ようは、人の野望や目標のために自分の時間を投資するのはなんか違うと思うようになったというわけです。
他人の時間ではなく、自分の時間を生きるべき
結局僕が出した結論は、他人の時間ではなく、自分の時間をもっと有意義なものにしたいという考えに至りました。
自分の人生のためにやりたいことをやる。
どうせ人間最後はあの世にいっちゃうわけですから、他人の人生の一コマで終わるのなんて勿体無い話。
そう考えるようになると話は急転・・・
どんなに仕事が忙しくても楽しいと思っていた会社が、急にきついと思えるようになってきました。
- なんで人の野望のために自分の貴重な睡眠時間を削らないとダメなの?
- え!?こんな夜中まで働かせておいて残業でないとかありえないだろ!
- やっぱりみんなこんな会社辞めていくよな。俺も辞めようかなー。
なんて思うようになると、もうこの会社に自分がいることすら迷惑です。
というようなくだりで、僕は沖縄のITベンチャー企業を辞めました。
まぁ、面白い会社ではあったと今でも思います。
さいごに:「仕事が忙しい = きつい」と感じるようになったら転職すべき
「仕事が忙しい」と聞くと、ネガティブに捉える人が多いようですが、「仕事が忙しい」ということは決して悪いことではありません。
むしろいい話!
自分がフリーランスになっていると考えてください。
「仕事がなくて、収入が・・・」
よりも、
「仕事が忙しくて金銭的にも余裕がある!」
という状況の方が絶対にいいですよね。
サラリーマンで言えば、仕事が忙しいということはそれだけ期待もされ、仕事が多く与えられているということ。
成長できるチャンスでもあるし、収入を増やせるチャンスでもある!
いいことしかないです。
ただそんな「仕事が忙しい」良い状態もきついと思うようになったら、それはもうその会社で働くべきではないという合図でもあります。
その働いている会社での目標がなくなった瞬間、そんな会社にい続けるよりも次の目標に向かって動き出す方が人生を有意義にできることは間違いないです。
多分、このことはみんな頭ではわかっているはず。
結局転職という行動に移せるかどうかが、その後の人生を有意義にするかどうかを決めてしまうのかもしれません。
「もしかして、自分も・・・」
と思った方、まずは転職サイトへの登録や転職エージェントの登録をやりましょう。今すぐに。
人間なんでも後回しにしがちですが、思い立ったら吉日。
さっさと次に向かって人生を歩み始めましょう。
先延ばしにしたって誰も転職の話を勧めてくれないですよ。
一歩を踏み出すのは後にも先にも自分自身。