いやー、やられた。先日ウチナータイム(島時間)というものにやられました。
沖縄で人と約束をしていたら、案の定1時間ほど遅れて来た。
ウチナータイム(島時間)とは、沖縄、南の島独特の時間的感覚のことで、よく「沖縄では待ち合わせの時間に遅刻するのは当たり前」とか言うけど、これってどうなの?って思った話です。
ウチナータイム(島時間)とは『相手の人生を奪うこと』だ!
時間はお金と同じように価値があるものだという意味で、よく『時は金なり』って言うけれど、僕の考えはちょっと違う。
『時は人生なり』っていう方がしっくりくると思っている。
“人生”が有限である限り、人に寿命というものがある限り、人にとって“時間”とは命そのものだ。
それを踏まえた上で…
沖縄で遅刻を「ウチナータイム」という一言で済ませるのはおかしいと思う。
しかも、「ウチナー」っていうけれど、沖縄でもきちんと時間を守ってくれる人は多くいる。
「沖縄」という大きなくくりにしたいのは、遅刻した本人の都合だ。
飲み会の「ウチナータイム」は、100歩譲って許そう。
でも仕事はダメでしょ。
仕事での打ち合わせの遅刻は、多くの人の命を奪うことになる。そこで仕事の段取りが止まってしまうからだ。関係者全てのスケジュールを狂わすことになる。
そのことを遅刻魔は理解すべき。
『沖縄に住む人=時間にルーズ』というわけではない。
「沖縄の人は時間にルーズ。」
「島時間だから仕方がない。」
と、一部の人のために“沖縄”というくくりで『時間にルーズ』という印象を与えることは本当に勿体無い話。
沖縄は自然豊かな場所だから時間がゆっくりと流れる、それを『島時間』というのはステキな例えだ。
ただ、『島時間』がゆえに沖縄の人は時間にルーズと思われてしまうのは、沖縄に住む人にとって迷惑な話でもある。
沖縄に流れるゆったりとした時間を楽しみつつ、相手の時間を尊重できる人間でありたい。
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