2日目。松山でまさかの足止め!
瀬戸内クルージングを楽しみ、途中今治で給油。
大阪の大正から7時間ぐらい走り続け、片舷500ℓ、両舷合わせて1000ℓちょっとを補給。
その時のディーゼル価格は忘れてしまったけど、単純計算、1000ℓ*100円(仮) = 10万円。
一回給油しただけで、
10万円!!
船は金を海に撒き散らしながら走っている・・・。
と、まぁ、無事給油も済んで、もうしばらく走って愛媛県松山へ。ココで一泊することに。
港に船をとめ、市内までタクシーで移動。
船を停めたところは、「まつやま・ほりえ海の駅」というところ。
ダイワネットホテルで一泊することになった。やっぱり陸は落ち着く。
・・・ん !!? でも心なし、陸でも少しフラフラする。どうやら船に乗りすぎて陸酔い気味。
初めての経験で戸惑いながらも沖縄回航の一日目が終了した。
悪天候で出航できず。
昨日の夕方ぐらいから海のコンディションがよくなく、荒れ気味の天気だったが、案の定、この日も海況はイマイチ。
というか、出航できる天気ではなかった。
なので、2日目は引き続き松山で待機することになった。
ただし、昨晩、一緒に来ていたもう1艇の船のハル(船のボディ)が、強風で岸にぶつけられ、少しボディが破損してしまっていた。
「やっぱり船に誰か残って見張らないといけないな」という話になり、下っ端の僕と、他2名でこの日は船で寝泊まり。
松山の観光名所である道後温泉に行くこともなく、瀬戸内の海を眺めながら一日を過ごした。
3日目。GOOD天気!一気に種子島へ!
3日目は天気良好!昨日走れなかった分を取り戻すかのように、ハトラスは海をカッ飛ばす。
豊後水道を超えたところぐらいから、海の雰囲気がガラッと変わる。
内海の瀬戸内海を過ぎると、外洋の太平洋に出るので、波も心なし大きくなった。
愛媛の岬を曲がってからは万が一に備え、九州よりを目指す。
右手に九州を見ながら走る船は、なんとも壮大で気持ちがいい。大阪湾や瀬戸内で船を乗る感じとは違い、自然の中を突き進んでいる感じが新鮮で良かった。
途中宮崎で給油。給油場所の名前は忘れてしまったけど、場所はここ。
宮崎でも片舷500ℓずつ給油をした。
人生初の宮崎県だったけど、観光とかをすることもなく、海から陸だけを見て、種子島へ向けて出航。
意外と都会だった種子島。
目的地種子島へ。
種子島でも片舷400ℓほど給油。
宮崎県に続き、種子島も人生初。
嫁の田舎でもある宮古島みたいな雰囲気をイメージしていたが、どちらかというと、沖縄本島のように都会で驚いた。
ロケットで栄えているのか、田舎感はそこまで感じなかった。
と言っても、僕が種子島で行動したのは、港付近のみ。少し離れたところに行ったら、田舎な感じなのかな。
昨日の一件以来、下っ端の僕は今後船で寝泊まりすることになった。ただ、船で寝泊まりと言っても憂鬱なことな何一つなく、船の中はなんでも揃っていて快適だ。
ただ、乗っている船の近くのすぐ近くで別の船が通過すると、引き波で船が大きく揺れ、夜中に何度か目覚めることがあった。
それ以外は問題なし。
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