ある案件で、増築部分の建築確認申請が未済の物件がありました。
オーナーの方も故意で建築確認の申請を行っていないわけではありません。
聞くと、沖縄では増築時に建築確認申請がされていないケースがよくあるそうです。
とは言え、建築確認が必要な増築を申請無しに工事を進めてしまうのは、何かと不都合がでてきます。
売却時に判明!
今回の件はオーナーが売却を検討するにあたり、当初の建築確認申請時の図面と現状の間取りにいくつか違う点があり発覚しました。
建築確認時の図面と現況を照らし合わせる、って大事ですね。
つくづく思いました。
台風対策が…
オーナーに悪気はなく、吹き抜けだったあるスペースを台風時に風が強いということで、ガラスの壁面を設置。
またある時に扉を付ける方が便利ということで設置。
すると、いつの間にか広い部屋が増築されたようなカタチになっていて、オーナー自身も気付いていなかった、というような事情です。
今後はどうするか
このまま訳あり物件として売ると、買主が増築や大規模なリフォームをする際にトラブルとなります。
また、結果増築となってしまったスペースを元の状況に戻そうとすると、建物の雰囲気自体が大きく変わってしまいます。
素敵な物件なのでこのまま取引できる方がいいと思うので、とりあえず一旦行政に相談中です。
リフォーム等を行う場合は、建築確認申請が必要ではないかどうかをきちんと確認したいものです。良い勉強になりました。